奈良盆地におけるノガミ行事に関する研究Web版

28.下永のキョウ(東城)

所在地:磯城郡川西町下永

「キョウ」「ノーガミサン」「ジャジャ馬」とも呼ばれる。

日程:6月第1日曜日。
2007
年度の調査では6月第二日曜日だったが、その後、6月第一日曜日に変更された。2020年度も事は行われた。

場所:大和川、下永橋のたもと

祀られる対象:五穀豊穣の神、ノーガミサン。祠はなく、ヨノミの木が中心にある。キョウは「饗」の意味と伝わる。籠で運ばれる東城のヘビはメス、木に登る西城のオスであるという。

行事:西城のキョウの行事が終わった後、神職が東城に移動する。東城公民館から子どもたちがジャジャ馬(へび)と呼ばれる麦わらとカワラケ2枚(これを目玉にする)で作成した奉納物をノーガミサンへ運ぶ。お供えもの(神酒、洗米、塩、鯛、村で収穫した野菜)、コモクサの束を並べ、神事を行う。神事のあと、オヤ(当屋)がコモクサを子どもや村の人に投げる。模造農具(スキ、クワ、カマ等)もその場で分ける。